平成27年度 とくしま若者未来夢づくりセンター事業
とくしま若者フューチャーセッション01「スポーツ×とくしま」レポート
更新日:2015/09/15
日時:平成27年9月13日(日)10:00〜17:00(9:30開場)
会場:親子カフェ「はこいろ」(万代中央ふ頭)
若者の声を柔軟に施策に反映させるべく創設された「とくしま若者未来夢づくりセンター」。
徳島を元気にするための身近な課題について、若者が未来志向で対話することにより課題解決のための新しい視点や手法を生み出す場として活用します。
そのプロジェクト第一弾として開催されたのが「とくしま若者フューチャーセッション01」です。記念すべき第一回目のテーマは「スポーツ」!
さて、どんな1日になったのでしょうか。
【自己紹介】
まずは自己紹介。
参加者は、名前、住所、所属、好きなスポーツを書いた紙を持ち、何もしゃべらずに会場を歩き回ります。
高校生や大学生、既に色んな経験をしてる大人の方々まで、さまざまな方が参加されてるのが分かりました。
【メインゲストトーク】
どんな参加者がいるのかだいたい分かったところで、メインゲストお二人のトークにうつります。テーマは「スポーツから生まれるとくしまの未来」。お一人目は、徳島の野球球団、徳島インディゴソックス代表の坂口裕昭さん。ご自身の経験を踏まえ、地域スポーツとして持続可能なチーム経営をするにはどうすればよいのかお話してくださいました。
お二人目のゲストは、徳島大学総合科学部教授でスポーツ社会学がご専門の佐藤充宏さん。オリンピックをはじめ大きなスポーツの国際大会が継続して開催される効果を徳島にも継続的にもたらすためにも、地域スポーツも盛り上げていく仕組みづくりが求められる、とお話してくださいました。
【参加ゲスト活動紹介&フィッシュボウル】
徳島県内でさまざまなスポーツ活動をされている8名の参加ゲストの方々の活動紹介の後は、坂口さんと佐藤さんも含めた10名でトークをしていただきました。
テーマは「スポーツで徳島を素敵にするための課題とは?」。
「とくしまをスポーツで盛り上げよう」とすでに活動しているゲストのみなさんならではの、リアルな意見を聞くことができました。
- ・「勝ち負けよりも、体を動かすことは楽しいと感じさせる取り組みが必要。」(えがお+for kids sports 代表・柏原さん)
- ・「徳島には美しい川があるが、県内の人は近くにありすぎるためかその魅力に気づいていない。」(むぎ青空プロジェクト代表・井上さん)
- ・「学生がスポーツを支えるという視点を持つ必要がある。スポーツに対する敷居を低くし、スポーツを支えるという関わり方を知ってもらうことが大切。」(徳島大学Sport VIP 代表・白神さん)
徳島でのスポーツの現状が少しわかってきたところで、お昼ご飯休憩。「はこいろ」ビュッフェで満足したら、午後の部へ!
【ワールドカフェ】
午後からの主役は、参加者のみなさんです!
まずは、ワールドカフェというカフェのようなリラックスした空間で「スポーツでとくしまを素敵にしよう!」をテーマに話をするプログラム。参加者が自由に会場を歩き回り4~5人グループを作り、「スポーツで徳島を素敵に」するためのアイデアを自由に記入しました。
〔出たアイデア〕
- ・徳島の持つ強みとスポーツを結びつける。農作業×ラフティングなど。
- ・食×運動。阿波尾鶏を追いかけて、食べるというというイベントを開催する。
- ・日常生活×運動。車を止めて自転車を使う「パークサイクリング」など、スポーツを生活レベルまで引き下げる。
- ・丸太一本下りを吉野川で。(徳島は川が多く交通の便悪い→川をもっと使おう!)
【知事挨拶】
ここでスペシャルゲスト、徳島県知事・飯泉嘉門さんの登場です。
フューチャーセッションの目的は、「若者に夢をしっかりと持ってもらい、未来の日本を作っていくこと」。なので、タブーなく、あらゆるアイデアを出してください!とのことでした。
【アイデアセッション】
「ワールドカフェ」でいろんな話をして、自分の考えができてきたところで、今日の集大成・アイデアセッシ
ョンに移ります。
参加者はそれぞれが考える「徳島をスポーツで盛り上げるためのアイデア」を紙に書き、それと共通するアイデアや、興味を持ったアイデアの人とグループを作り話し合いを行います。
そして、チームとしてのアイデアを一枚の模造紙にまとめ、最終プレゼンテーションへの準備をします。
【アクションアイデア発表会】
さて、みなさんどんな「徳島をスポーツで盛り上げるためのアイデア」を考えたのでしょうか?
それぞれに発表してもらいました。
・防災にからめた競技の体育祭を提案した「ファミリーBosai体育祭チーム」。
・ スポーツと食・観光・音楽をコラボさせたイベントを提案した「スポーツとコラボチーム」。
・高校から農業や林業などの地場産業をスポーツとして体験することを提案した「日常系スポーツ強豪校をつくろうチーム」。
どれもめちゃくちゃ面白いアイデアばかり!
【みんなで投票タイム】
みんなの発表を聞いて、良かったと思うチームのアイデアにそれぞれポイントを入れていきます。
どれも面白いので悩む〜〜。
投票結果は!
なんと同率2位が2組!!
まずは「世界中から有名選手を徳島に」22票
トップレベルの選手を世界中から誘致することを提案。そのプレーを身近に体験することで、子どもたちがスポーツに興味を持つ。国際交流の中で阿波踊りを世界にアピールする目的も。
続いて同じく2位!!
「スポーツ保育で徳島をステキに」22票
中山間地域では、家が離れており子どもが遊べないという課題課題解決のために、徳島特有の自然を使ったスポーツ保育を提案。
そして1位!!
「川×海×スポーツ=徳島」23票
海の駅、川の駅を設置することで、郷土食の認知や活動拠点としての有効利用をし、徳島の質の良い川・海を活かしたマリン・リバースポーツを広めることを提案。
素敵なアイデアばかりで接戦でした〜。
この上位3チームは、2月に開催される「とくしま若者フューチャーセッション」最終回でもプレゼンしてもらいます。
高校生から実際に活動されている大人の方々まで、いろんな方が本気でスポーツと徳島について考える場となりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
(一般社団法人 しこくソーシャルデザインラボ)
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