平成28年度 とくしま若者未来夢づくりセンター推進事業

とくしま若者フューチャーセッション 01 in 神山 レポート

更新日:2017/06/26


日時:平成28年12月10日(日)10:00〜17:00(9:30開場)
会場:神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス


若手リーダー育成を目的として、徳島の若者世代が社会や地域の課題を主体的にとらえ、課題解決に向けたアクションや地域創生のアイデアを協働して創り上げる「とくしま若者フューチャーセッション」(対話による未来創造会議)。

今年度のフューチャーセッションでは「徳島での未来の働き方」を全体的な統一テーマとし、地域の課題や働き方、仕事について未来からの視点で対話し、新しい地域の創造を行うことを目的に開催しました。

第1回目は神山にて開催された「とくしま若者フューチャーセッション01」
1日の様子をご紹介いたします。

【開始・挨拶】

まずは自己紹介。
参加者は、名前、住所、所属、好きなスポーツを書いた紙を持ち、何もしゃべらずに会場を歩き回ります。
高校生や大学生、既に色んな経験をしてる大人の方々まで、さまざまな方が参加されてるのが分かりました。

【自己紹介】

参加者は、名前、住所、所属、就きたい仕事や夢を書いた紙を持ち“サイレントウォーク”と呼ばれる手法で、何もしゃべらずに会場を歩き回ります。どんな人が参加しているのか、短い時間の中でも知ることができます。
ファシリテーターの声掛けで、近くにいた人とペアになり自己紹介開始。一気に会場が笑いに包まれます。

【ゲストトーク】

神山で活躍されている3人のゲストトークに移ります。

(1) 株式会社ダンクソフト開発チーム(徳島オフィス)/竹内祐介さん

新しい働き方とは、「好きな仕事を好きな場所で好きな時間」にできること。
いろんな考え方があるが、「○○じゃなきゃダメ!」と考え方にとらわれないことが大切。
多様性を持って取り組めば、いろんな選択肢ができる。とお話しがありました。

(2)株式会社プラットイーズ アーキビスト(映像保存技術者)/隅田 徹さん

「えんがわオフィス」は神山町で築90年の古民家を改修した建物で4K映像の制作を行っています。
社員は働く場所を選ぶことができ、場所に縛られない働き方が出来ます。
「(神山の)ゆる~い感じが、クリエイティブな仕事ではおもしろい発想ができる」とのこと。
会社の判断基準は「おもしろい」か「おもしろくないか」。
いわゆる「リスク」が高いか低いかの判断基準ではない。とお話がありました。

(3)一般社団法人神山つなぐ公社/高田友美さん

神山の人口分布図をもとに、神山の人口減少を止めるための取り組みを開始。
現在は、元中学校の寄宿舎に21世帯分の住宅を建設予定。
環境を大切にすることや国際協力(フェアトレードなど)も活動の一つとして取り組んでいるそうです。

【ワールドカフェ】

カフェのようなリラックスした空間でひとつのテーマについて話をするプログラム。
参加者は自由に会場を歩き回り、これまで話をしていない人を選んで6つのグループを作りました。その後、メンバーの組み合わせを変えながら各グループは「好きなことを仕事にして生きていくには?どうしたらいいだろうか」について模造紙を使いアイデアを自由に記入しました。

【3Dプリンター実演デモ】

昼食後は、アーティストのあべさやかさん(Kamiyama Makerspace)による3Dプリンターの実演デモが行われました。間近で見る3Dプリンターに、皆さん興味津々でした。

【午前中の振り返り】

ファシリテーション・グラフィッカーでもある玉有朋子が、午前中ワールドカフェで話し合われた内容を、グラフィックを用いてみんなで共有しました。

徳島県次世代育成・青少年課部長/田尾さんの挨拶で午後のプログラムがスタート!

【アイデアセッション】

しこくソーシャルデザインラボ代表理事/佐野淳也の進行で
「好きなことでワクワク働ける徳島をつくるには?」をテーマに、
参加者はアイデアをそれぞれに考え、共通するアイデアや、興味を持ったアイデアの人とグループを作り、話し合いを行いました。その後、チームとしてのアイデアを1枚の模造紙にまとめました。

【アクションアイデア発表会】

作成したアイデアを、各チーム発表!!

・「若者が自分を知る場」
立場関係なく、いろいろな意見交換ができる場として
人生の先輩と高校生がフラットに話せる場づくりを提案。

・「徳島のアットホームな職場づくり」
残業や有休・育休取得の難しさ、人手不足などを課題に、仕事の分担や交流の場をつくるなど
アットホームな職場づくりを提案。徳島モデルとしてアピールしていく。

・「起業ワクワク徳島」
様々な考え方と手法でチャレンジを推奨していく社会をつくる!
交流、熱意、アイデア、資金。オフィスタワーを作っていく。

・「徳島にランドマークを作りたい!」
《名称》新 SHIRO YAMA
徳島杉を使った建物“若者の集う場”を提案。
日本一安全・ユニバーサルなまちづくりを目指す。

・「コミュニケーションで味方を得た」
失敗を恐れないポジティブな考えが大事!とし
Face to Faceのローカルなコミュニケーションや 
World Wideなソーシャルなコミュニケーションの提案。

・「変化の激しい社会でワクワク働く学びの場徳島」
勉強会の情報ポータルまとめサイトの提案。

・「合婚チーム」
ぶっちゃけで話が聞ける!働きたい会社との「合婚」(情報交換マッチング)の提案。

7チームの素敵なアイデア発表の後は、参加者全員による投票が行われました。

〔投票結果〕

1位:「若者が自分を知る場」             24票
2位:「徳島にランドマークを作りたい」       22票
3位:「変化の激しい社会でワクワク働く学びの場徳島」20票
4位:「徳島のアットホームな職場づくり」      19票                            
4位:「合婚チーム」                19票
6位:「起業ワクワク徳島」             17票
7位:「コミュニケーションで味方を得た」      17票

1位に選ばれた「若者が自分を知る場」発表の様子

【全体のまとめ】

参加者の方から感想を頂きました。
「充実したイベントに参加できて良い体験になった。」
「いろんな人たちの意見や考え方が聞けて楽しかった。」など、
みなさん1日のプログラムを充実して過ごせたという意見が多く聞かれました。

最後は参加者全員での記念撮影!みなさんの笑顔が素敵です。
参加者は「えんがわオフィス」へ職場見学に行きました。
第1回目のとくしま若者フューチャーセッション終了。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


« »
TOPへ戻る