平成28年度 とくしま若者未来夢づくりセンター推進事業

とくしま若者フューチャーセッション02 in うだつ レポート

更新日:2017/06/26


日時:平成29年1月29日(日)10:00〜17:00(9:30開場)
会場:美馬市都市公園 うだつアリーナ 集会室


若手リーダー育成を目的として、徳島の若者世代が社会や地域の課題を主体的にとらえ、課題解決に向けたアクションや地域創生のアイデアを協働して創り上げる「とくしま若者フューチャーセッション」(対話による未来創造会議)。

今年度のフューチャーセッションでは「徳島での未来の働き方」を全体的な統一テーマとし、地域の課題や働き方、仕事について未来からの視点で対話し、新しい地域の創造を行うことを目的に開催しました。

第2回目は、美馬市うだつアリーナにて開催された「とくしま若者フューチャーセッション02」です。
1日の様子をご紹介いたします。

【開始・挨拶】

しこくソーシャルデザインラボ代表理事/佐野淳也から、講座全体の趣旨や目的などについての説明を行いました。

【自己紹介】

参加者は、名前、住所、今日期待すること、就きたい仕事や夢を書いた紙を持ち“サイレントウォーク”と呼ばれる手法で、何もしゃべらずに会場を歩き回ります。どんな人が参加しているのか、短い時間の中でも知ることができます。
ファシリテーターの声掛けで、近くにいた人とペアになり自己紹介開始。一気に会場の中が笑いに包まれます。

【ゲストトーク】

県西部で活躍されている3人のゲストトークに移ります。

(1)株式会社ヴィレッジズ代表取締役/田村圭介さん

神戸では興味のあることが揃っており、10時間働き10時間遊び4時間寝るという、とても充実した生活をしていた。父の体調不調がきっかけで家業(いちご農家)を手伝うことになり徳島へ帰ってくるが、「田舎では共通言語がない」という思いがフラッシュバック。そこで自分が面白いと思う場所を作ろうと「フナトト」を作ることを決意。
「興味を持ち続ければそれが自然と自分の売りになる」
「自分が面白いと思わないなら面白いと思うものを作ればいい」
「無いなら作る」と、参加者へメッセージを送っていただいた。

(2)NPO法人マチトソラ/元木香織さん

高校卒業後は地元を離れ神戸の専門学校へ行くが、
Uターンで徳島へ戻り、地域おこし協力隊として「マチとソラ」や、事務所となる「スペースきせる」も地域の人と地域おこし協力隊とで作った。
「移住」「人づくり」「情報発信」を軸に様々な活動を行っているそうです。

(3)合同会社ライフアップグレイド代表/保坂行徳さん

アフリカでの青年海外協力隊の体験も含め、「自分はどうやっていきていけばいいか」を考え続けると「どう生きるか」が見えてくる。「どう生きるか」を持った上で「どう動くか」が大切である。与えられた事を一生懸命にやっていくうちに仕事が自分を選んでくれる。
「夢がない」「やりたい事がない」は「絶望」ではない。
高校時代は勉強が嫌いだったが「今は日々勉強することが楽しい。」とお話ししてくれました。

【ワールドカフェ】

カフェのようなリラックスした空間でひとつのテーマについて話をするプログラム。
参加者は自由に会場を歩き回り、これまで話をしていない人を選んで4人のグループを作りました。その後、メンバーの組み合わせを変えながら各グループは「好きなことを仕事にして生きていくには?どうしたらいいだろうか」について模造紙を使いアイデアを自由に記入しました。

昼食後、午後のプログラムスタート!

【午前中の振り返り】

しこくソーシャルデザインラボ理事・ファシリテーション・グラフィッカー/玉有朋子が、
午前中ワールドカフェで話し合われた内容を、グラフィックを用いて共有しました。

【アイデアセッション】

しこくソーシャルデザインラボ代表理事/佐野淳也の進行で
「好きなことでワクワク働ける徳島をつくるには?」をテーマに、参加者はアイデアをそれぞれに考え、共通するアイデアや、興味を持ったアイデアの人とグループを作り、話し合いを行いました。その後、チームとしてのアイデアを1枚の模造紙にまとめました。

【アクションアイデア発表会】

作成したアイデアを、各チーム発表!!

・「宝の山徳島をあそびつくせ」
徳島の自然を活かし、雪合戦やリアルポケモンなどITと自然をマッチさせ、遊びを通して地元の良さを知ってもらうPR動画を作成。徳島ならではの魅力あふれるワクワク体験を発信する。

・「世代・立場を越えて夢を語れるカフェ」
世代や立場の違いを感じることなく、身近に相談できるカフェの提案。
活動内容のSNS発信をおこない、地域密着型店舗を県内に増やしていきたい。

・「徳島版ライフワークバランスをつくる!」
農業×行政職員
レンコン×地酒・日本酒バーなど
ライフとワークのバランスで楽しく仕事ができる。
「楽しい仕事を考える会の発足」の提案。

・「地域の特性を活かすイベントの体験」
職業体験×交流×出会い
カップル×親子×地域住民
様々な経験をすることで、価値観の多様化を知り、人を認めることにつながる。
地域を巻き込んだイベントの提案。

・「徳島県わくわく特区プロジェクト」
企業と人、人と人をつなぎ、若者がやりたいことや、好きなことがみつかるよう
こだわりの企業情報を発信していく提案。

〔投票結果〕

1位:「宝の山徳島をあそびつくせ」      24票
2位:「世代・立場を越えて夢を語れるカフェ」 20票
3位:「地域の特性を活かすイベントの体験」  19票
4位:「徳島版ライフワークバランスをつくる!」15票        
4位:「徳島県わくわく特区プロジェクト」   15票

1位に選ばれた「宝の山徳島をあそびつくせ」発表の様子

【全体のまとめ】

参加者の方から感想を頂きました。
「充実したイベントに参加できて良い体験になった。」
「いろんな人たちの意見や考え方が聞けて楽しかった。」など、
みなさん1日のプログラムを充実して過ごせたという意見が多く聞かれました。

最後は参加者全員での記念撮影!
参加者は「フナトト」へ職場見学に行きました。
第2回目のとくしま若者フューチャーセッション終了。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


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