平成29年度 とくしま若者フューチャーセッション人材育成事業

とくしま若者フューチャーセッション03 “成果発表会”レポート

更新日:2018/03/06


平成29年12月17日(日)13:30~17:00(13:00 開場)
とくぎんトモニプラザ3階大会議室(徳島県徳島市徳島町城内2−1)
参加者:24 名
対象:若者の活動・支援に関心のある方(年齢不問)


若手リーダー育成を目的として、徳島の若者世代が社会や地域の課題を主体的にとらえ、課題解決に向けたアクションや地域創生のアイデアを協働して創り上げる『とくしま若者フューチャーセッション』(対話による未来創造会議)の第三弾を実施しました。
今回は、その集大成である成果発表会です。参加者による人気投票で各回上位3位に入ったチームのアイデアを、飯泉知事や一般の方々の前で若者たちがプレゼンテーションしました。

【開始・挨拶】

しこくソーシャルデザインラボ代表理事/佐野淳也から、開催の挨拶、プログラムの趣旨や目的などについての説明を行いました。
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【自己紹介】

参加者は、名前、住所、所属、とくしまのここが好き!を書いた紙を持ち“サイレントウォーク”と呼ばれる手法で、何もしゃべらずに会場を歩き回りました。どんな人が参加しているのか、短い時間の中でも知ることができました。

【とくしま若者フューチャーセッション人材育成事業内容報告】

ファシリテーターの佐野から、「平成29年度 とくしま若者フューチャーセッション人材育成事業」とは、徳島を良くするアイデア出しを若い世代が出し合い、実現に向ける事業であると説明をしました。

また、フューチャーセッション02実行委員会を代表して、当日のファシリテーターを務めた櫻井聖人さんから、フューチャーセッション開催の報告を行いました。ファシリテーターとして苦労した点として、「人前で話すことが苦手であったため、ファシリテーターは難しかった。しかし、取材や実際の開催を経験したことで、成長したと感じている」と語っていただきました。
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【知事挨拶】

ここで飯泉知事の登場です。
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「若い世代の皆さんが、徳島に関してどう考えているのか。それを発表し、自治体がそれを咀嚼し実現していくことが大切。若い意見を未来に導いていく「進化するフューチャーセッション」は、ファシリテーター養成講座などを実施し、今回のように若い世代が中心となって行っていくもの。
大変意義のある、すばらしいことと考えている」と挨拶をしてくださいました。

【とくしま若者フューチャーセッション01アイデア発表】

まずは、第1回目「とくしま若者フューチャーセッション01」のアイデア発
表です。
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1組目は「レベルアップ講座」
実践(イベント参加やお見合い)と振り返り(婚活セミナー)を繰り返すことで、より実践的な婚活スキルが習得できる「レベルアップ講座」を開催する。講師を3人とし、コミュニケーション能力・傾聴スキル・身だしなみなどをスキルアップする「モテ塾」の開催などを、経費等も含めたアイデアを発表しました。

2組目は「グループマッチング」
友達やグループ同士で気軽に参加できるカジュアルな出会いの場を実現する。婚活は重いというイメージがある。ウェブで申し込みができ、2人ぐらいで集合店舗に向える気安さと、誓約書に署名する安心感を兼ね備えた出会いの場をつくるというアイデアを発表しました。

3組目は「ありのまま婚活」
ありのままの自分を好きになってくれる異性と出逢える、夢のような婚活を実現。世話焼きおばさんの役割を果たすものとしてA.I. を活用し、多様性を兼ね備えたマッチングのアイデアを発表しました。

知事から
「「レベルアップ講座」は非常に身近に捉えることができた。すぐにでもやれそうな案である。
「グループマッチング」はウェブを活用し、2人でも参加できるという気軽さは、大変アプローチしやすいのではないか。
「ありのまま婚活」はビッグデータを活用し、マッチングに繋げる。ICT活用という徳島県の特性にも合致した案である」とのコメントをいただきました。

【「とくしま若者フューチャーセッション02」アイデア発表】

つづいて第2回目「とくしま若者フューチャーセッション02」のアイデア発表です。
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1組目は「政治が来い」
SNSの活用や、企業とのタイアップによる投票時の景品贈呈等、政治の側から若者に関心をもってもらうための取り組みを実施する。Japan Choice とも連携し、立候補者のマニフェストや選挙の情報を画像も含めTwitterでアップ。ハッシュタグを活用した抽選で、協賛企業からの商品券を贈呈するなど、選挙を祭り事にするアイデアを発表しました。

2組目は「学校でミックストークしよう」
様々な学校の生徒が集まり「気軽に政治の話ができる場」をつくることで、若者の政治への関心を高める。 ロングホームルームの時間にZoomなどテレビ会議システムを用いて他校の生徒と交流し、政治について話し合う。いろんなゲストも交えて、楽しく政治を学んでいくと実演も交えたアイデアを発表しました。

3組目は「DIY×投票所」
各地域の住民がインスタ映えする投票所を作り、SNSにアップすることで、投票行動を促進する。全国規模でおしゃれで地元感のある楽しい投票所を作り、その中から1位を選出する投票所甲子園を開催する。投票所・投票箱をインスタ映えするデザインにし、投票用紙や投票証明書にも地元デザインや各地のゆるキャラを取り入れるなど希少性を持たせ、若者の投票行動を促すアイデアを発表しました。

知事からは
「「政治が来い」はSNS活用や景品贈呈、Japan Choiceとのコラボなど現代的で、投票行動も考えた良い案。
「学校でミックストークしよう」はテレビ会議を用いた交流が、自然に若者の投票行動に繋がりそう。
「DIY×投票所」は、投票箱のインスタ映えや投票所のコンペティションなど切り口が非常に斬新である」とのコメントをいただきました。

【投票&発表】

各チームの発表が終わり、いよいよ参加者全員による投票タイムです。
発表者含む参加者全員で特に良いと思ったチームにシール投票しました。
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そして、ついに順位発表です!
特別賞は「ありのまま婚活」
優秀賞は「DIY×投票所」
最優秀賞は「学校でミックストークしよう」

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受賞されたチームへ会場から拍手が送られました。

「学校でミックストークしよう」チームの受賞のひとこと
『選んでくださってありがとうございます。頭の中が真っ白の状態での発表だったのに、選んでいただいてうれしいです』

知事からの全体講評
「企画の詰め方、プレゼンの方法、実施のしやすさが大きな決め手であったと感じている。出来るものから、どんどん実施していきたい。
婚活そして若者の政治離れという実際の問題から生まれたアイデア。今後も提案をよろしくお願いします」
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【プロアクションカフェ】

しこくソーシャルデザインラボ代表理事/佐野淳也の進行にてプロアクションカフェ開始。
発表テーマごとにグループを作り、発表内容の実現に向けたアイデア出し・意見交換を行いました。
来場者は興味のあるテーブルに座り、ディスカッションを行います。
各テーブルで15分間話し合った後、ホストはその場に残り、他の参加者は違うテーブルへ移動し、ディスカッションによりアイデアを深めました。
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最後に、佐野淳也が、「こうした次の社会を作る“若い市民”が生まれたことは素晴らしい」と総括し閉会の挨拶を行い「とくしま若者フューチャーセッション成果報告会」は終了しました。
全3回にわたる「若者フューチャーセッション」事業。
若者が主体となり、ゲストと一緒になって徳島をステキにするアイデアがたくさん生まれました。

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ご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた皆様、ありがとうございました!


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