平成27年度 結婚支援フューチャーセッション事業
とくしま結婚支援フューチャーセッション02レポート
更新日:2016/09/29
日時:平成28年2月5日(金)13:00〜17:00(12:30開場)
会場:アエルワ(阿波市市場町切旗字古田190)
内閣府の調査によると、恋人のいない若者の6割が「恋人が欲しい」と思っている一方で、「出会いの場が少ない」と感じている若者が5割を超えており、今後、結婚しやすい環境づくりを進めていくことが大きな課題となっています。そこで、地域の特色を生かした婚活イベントや結婚支援について、未来志向で対話することにより、若者にとって魅力ある結婚支援のアイデアの創出や、結婚しやすい環境づくりを推進していきます。
プロジェクト第二弾として開催された「とくしま結婚支援フューチャーセッション02」。
テーマは「若者にとって魅力ある結婚支援のアイデア(地域の特色を生かした婚活イベントや結婚支援)」
さて、どんな1日になったのでしょうか。
【自己紹介】
まずは自己紹介。
参加者は、名前、住所、所属、あなたにとって結婚とは、を書いた紙を持ち、何もしゃべらずに会場を歩き回ります。
民間の結婚支援者や企業の婚活担当者、市町村の婚活担当者など、さまざまな方が参加されていました。
【オリエンテーション】
ファシリテーターの佐野さんから、スタッフやプログラムの紹介の後
「みんながハッピーになる結婚支援を考えましょう。みなさんの考えやアイデアが合わさって化学反応を起こすのがフューチャーセッションの目的です。未来志向で考えていきましょう。」
とのお話がありました。
【ミニレクチャー】
結婚支援を巡る基本情報ということで、統計を基にした結婚に関する情報のシェアがありました。
最近では、出会いがないわけではないけども結婚しない人が増えているとのこと。年収500万円以上の人の7割は「理想の相手がいたらすぐにでも結婚してもいい」と思っているそうです。結婚を躊躇してしまう理由のひとつとして、経済的な理由も大きいようです。
「I LOVE YOU」をどう訳しますか?という問いがありました。
明治時代の人たちは、「死んでもいい・・・。」「月がきれいですね・・・。」などと訳したそうです。
参加者全員でこの問いについて考えることに。
「LOVE」=「何を」
「YOU」=「誰に」
それぞれが思い思いに紙に書いていきました。
【ミニダイアローグ】
4~5人のグループを作り、先ほど書いた「I LOVE YOU」(誰に何を伝えたいか)のシェアを行った後、「なにが結婚支援をする上で大事なんだろう?」をテーマに意見交換をしました。
参加者からは、
・「結婚は運命、それに気付かせるのが自分たちの役割」
・「男性と女性の思いのギャップを埋めて、思いやりを持つことが大切」
などの意見が出ました。
【ストーリーテリング】
ゲストトークとして結婚支援のスペシャリスト、えひめ婚活支援センターコーディネーターの藤崎朱美さんから活動内容の紹介です。
月に20本程のイベントを実施しており、会員登録者数がなんと1万人とのこと。報告を受けているだけでも現在までに600組ものカップルが誕生しているそうです。近所のおばちゃん的なボランティア推進員の存在が大きいとのこと。
イベント時にカップルになったものの、その後の進展がないという方も多いようで、そういう方の為に、カップルになった後のフォローも定期的に行っているそうです。
他にも、イベントに不安がある方向けに無料セミナーを開催したり、1度も参加したことがない方を優先したイベントを行ったりと、サポートの充実ぶりに驚かされました。
<参加者からの質問>
Q.どのようにしてボランティアの方を集めたのか?
→最初は広報で約30人集まった。口コミで広がり今は200人以上いる。
Q.トラブルの対策・対応は?
→免許証番号を控えている。誓約書を書いてもらう
【ワールドカフェ】
ゲストトークの後は、「こんな結婚支援がほしい!&はじめたい!」をテーマに4人ずつに分かれた各グループで話し合います。
<参加者から出た意見・事例>
・女性だけ、男性だけで料理教室をし、その後に男女混合で料理教室を行った。
・9月にコミュニケーション講座、11月にチョコレートケーキを作る料理教室、
2月のバレンタイン直前に婚活パーティーを行った。
・アプローチがうまい男子を作る(アプ男)
<質問>
Q.なぜ、はじめに男女を分けて料理教室を行ったのか?
→あまり婚活に参加しない人に来てほしかったので料理教室をフックに参加者を集めた。
【マグネットテーブル】
「こんな結婚支援がほしい」というアイデアを紙に書いてそれを見せながら歩き自分の意見と似ている人や、この人のアイデアを応援したいという人たちでグループを作ります。
6つのグループに分かれ、グループ内でディスカッション開始。
マジックを片手に必死にメモをまとめる人、ポストイットに要点を記入する人、アイデアのイメージを絵に描く人、グループ内で役割分担しながら話し合いが盛り上がっていました。
チームの意見を模造しにまとめてアイデア発表へ。
【アイデア発表】
さあ、どんなアイデアが出たのでしょうか。
それぞれのグループに発表してもらいました。
自分のアピールポイントを発表し、興味を持った人同士でグループになる。
その後、男女ペアになり、結婚シュミレーションを行う。というアイデアを提案した「人生ゲームフューチャーセッションチーム」。
満月の夜のイベントや、お散歩婚活、スポーツ観戦など、入り口のハードルを下げたイベントを提案した「チームお気軽」。
おもしろいアイデアがどんどん出てきます。
各グループの発表が終わった後は、いよいよ投票タイムへ。
【みんなで投票タイム】
みんなの発表を聞いて、良いと思ったチームに投票していきます。
投票結果は!
第3位
「生きのこれ!サバイバル無人島チーム」
婚活イベントということはふせておき、1日目はインストラクターと一緒に島を体験し2日目から6日目まではフリータイム。7日目に連絡先を交換するというアイデアで第3位に。
続いて第2位!
「運命の仕掛け人チーム」
気になる人がいるけど、うまく想いを伝えられない人の為に、憧れの恋愛シチュエーションを仕掛けるというアイデアで見事第2位に。
そしていよいよ第1位の発表です!
第1位は
「27歳の同窓会から始める婚活チーム」
婚活イベントには参加しにくい人の為に、気軽に参加できる場を提供。スキルアップセミナーを実施したり、既婚者の結婚自慢グランプリなどのアイデアを提案し見事第1位となりました。
最後に、ミニレクチャーで書いた「I LOVE YOU~誰にどんな言葉を伝えたいか」をみんなに共有。
こんな言葉が書かれていました。
・未来のお嫁さん、僕はあなたのピエロになります
・主人へ、一緒におってくれてありがとう
・ママと子供、幸せになってほしい
・すべての人、物に、感謝しています
・お父さん、ありがとう
・家族に、いつも一緒だよ
心が温まる雰囲気の中、最後に参加者全員で記念撮影。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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